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スレチガイ 「○○○疑惑」「強まる疑惑」の続きのような違うような感じです。 「年齢逆転パラレル」の設定そのものは変わっていませんが、諸注意(?)を。 その1)作中時間は前回のものから半年ほど経過した設定です。 その2)その時間の経過により、美琴が色々と吹っ切れた状態になりどうにかして上条さんを堕としたがっています。 その3)上と同じ理由で、気づいたら美琴の事が気になっている上条さん。けれどその理由がわからない。 「つっかれたぁ………」 本日も小萌先生の愛ある補習を終えた上条。 色んな事情が重なり溜りに溜っていた補習を今日一日で片付けるという、超強行軍により疲労困憊もいい所だ。 おかげで折角の土日の休みも明日の日曜だけにになってしまった。「うへぇ……、もう真っ暗じゃねぇか……」 呟きカバン片手に項垂れるその姿は、普段の不幸のせいも相まって中学生にして何処となく哀愁漂う背中となっていた。 補習を終え、その疲れ切った体で夕食を自炊する気にはなれず、ファミレスで食事を済ませた頃には外はすっかり真っ暗だ 休日を朝から丸々1日勉強に使いつくすという不幸を骨身の髄まで味わっていた上条は油断していた。今日はもう不幸は無いと。「……………………………」 しかし、少年にとって不幸とはこの上なく身近な物である事は、もはやある種の摂理と言えるだろう。 現に、目の前に『ソレ』があるのだから。 目を疑う。目の前の光景はいくらなんでも目を疑う。 目の前ではビリビリ姉ちゃんが道のど真ん中で倒れていた。そしてその隣ではビリビリ姉ちゃんそっくりな人が「み、美琴ちゃーん!? こんな所で寝ないでちょうだーい!?」と慌てふためいていた。「お、そこを行くのは当麻君! いい所に現れた! ちょっと手伝って!」「…………………何してんの美鈴さん…………」 以前、ちょっとした事で面識を持ったビリビリ姉ちゃんそっくりの美鈴さん。 唯でさえ疲れている上条はさらにげんなりした様子でとりあえず尋ねる。「いやぁ、美琴ちゃんにちょっとお酒飲ませたら酔っ払っちゃって……」「アンタ娘に何させてんの!?」「久しぶりに会ったからつい♪」「つい♪ じゃねぇ!」「って事で任せた少年! 私もう帰らないと!」「ってちょっと!? おーい!?」 脱兎の如くその場から離脱する美鈴の背に叫ぶが、さも当然のように見向きもせずタクシーを捕まえてどっかへ行ってしまう。 残ったのはこれ以上ないほどげっそりした上条と、酒のせいで顔を真っ赤にして上条に抱きつきながら「うへへへ……」とにやけている美琴。「どうすんだよ、コレ……」 抱きつかれながら『コレ』をどうしようかと途方にくれる。 普段なら心ときめくイベントなのだろうが、この状況でも同じ反応が出来る訳無かった。「ビリビリ姉ちゃんの寮の場所なんか知らないし、空間移動の姉ちゃん呼ぼうものなら俺が殺されそうだし。………………詰んでない? コレ」 他に何か無いかと元々無い上に使いきった頭をさらにフル稼働させるも、何も思い浮かばない。 ガシガシと乱暴に頭をかいてる所に、ようやく美琴が行動を開始した。「こらぁ、らきんちょ~」「呂律が回ってないし酒臭い……。美鈴さん、ホント何してんだよ……」「わらしのことはぁ! おねえちゃんとよべといっられしょうがぁ!」「あーはいはい、わかったよお姉ちゃん」「んふふー、よろしいー♪」 と今度は上機嫌になって頬を擦り寄せてくる。 酔っ払いは好きにさせておくのが結果的に被害が少ない。以前、美鈴さんで美琴と一緒にそれを思い知った上条だった。「それはともかく、お姉ちゃん? 帰れる?」「おー、かえれるぞー」「すんごいフラフラしてるんですけど……。って、あれ?」 千鳥足ながらも歩いている美琴が進んでいる方角は上条の寮の方向。 酔っ払いは何をするか分からない。何となく嫌な予感がしつつ尋ねる。「お、お姉ちゃん?」「んー? らによー」「お、お姉ちゃんの寮もそっちなの……?」「あぁにいってるのよ~。アンタのりょーにかえるんでしょうが~」「……………………………………………………はぁ」 やっぱりなー、そんな気がしてたんだーあははー。とすっかり投げやりな上条少年。 その間も美琴はフラフラと、しかし確かに上条の寮の方へと歩いている。「にゃ!?」 その途中、まるでギャグの如く電柱に正面衝突し、美琴は尻もちを付いて倒れた。「あによー! でんちゅうのくせにー!」 酔っ払いとは何故かくもこんなに面倒なものなんだろうか。 電柱にまで喧嘩を売り始めた美琴にため息しか出ない。 疲れ切った表情のまま、彼女に歩み寄り傍らにしゃがみ込む。「お姉ちゃん、大丈夫?」「だぁめー」「どっか捻った? ちょっと見せて?」「だめだからぁ、だっこして?」「んー、どこも捻ったようには…………は?」「だっこ♪」 突然の要求に上条が固まる。 無邪気な顔で手を広げて抱っこを要求してくるビリビリ姉ちゃん。 普段の雰囲気や威厳と言った物が微塵も感じられない。 固まっている上条に何を思ったのか、酔っ払いは酔っ払いなりに訂正した。「じゃあ、おんぶして♪」 そういう事じゃない。「おーんーぶー! しーてー!」「どわぁ!?」 ついにはだだをこね始め、上条の背後からのしかかり彼を押しつぶす。 不意の衝撃に為す術なく、あっさりと押しつぶされる上条だが、その上では、「いえーい! みことちゃんのかちー! さぁおんぶするのだー!」 と勝手に騒いでいた。 押しつぶされた体勢のまま、上条は自分の思考がひどく短絡的になっている事を自覚していた。 と言うと小難しく聞こえるが、要は腹を括った。「……、はぁ。わかったから。おんぶするからまずどいて」「やったぁー♪」 思いのほか素直に上条の上からどく美琴。 服に付いた汚れを払い落してから、上条は美琴の前にしゃがみ込む。今度はおんぶをするために。「ほら、おんぶするから」「いえーい♪ ガキンチョだいすきー♪」「っ!? ……、い、いいから立つぞ!」 相手は酔っ払い相手は酔っ払い。自分にそう言い聞かせて逸る鼓動を押さながら立ち上がる。 少しはドキッとしたが、所詮は酔っ払いの戯言。何も意味はない。 しかし気のせいか、顔が凄く熱い。「おー! めせんがひくいー!」「余計な御世話だわ!」 失礼な事を言う酔っ払いに怒鳴り返すが、思うにこの状況はすごいんではないだろうか。(か、顔が近いって姉ちゃん!!) 美琴は上条の肩に顔を乗せて「んふふー♪」ととても上機嫌だった。 さっきは頬を擦り寄せられていたというのに、何故か今はとても気になり、視線が奪われる。 上気し赤く染まっている頬。眠そうにまどろんでいる顔。 そして思わず目が行ってしまう。(綺麗な唇だなぁ…………) まるでCMか何かの唇を生で見ているようだ。見ただけで相当な弾力が伺える潤った唇。 前を注意しつつも、どうしてもそれに意識を取られてしまう。 無意識に顔が近付いて行く。 ついに動いていた足が止まり、往来の真ん中にいるとい事も忘れ上条は美琴の唇に意識を支配される。 ただ、その唇の感触を知りたい。確かめたい。 少年の頭は徐々にそれに支配されていった。(触ったら気持ちいいのかな……) 相手の息遣いが感じられる距離。 酔っているからだろう。些か荒い呼吸を肌に感じる。向こうも上条の呼吸を肌に感じくすぐったそうにしている。 二人の鼻の頭が擦れるようにぶつかり交わり、二人の距離はより無くなっていく。 一ミリ。また一ミリと僅かだが確かに無くなっていく隙間。 まるで熱病にうなされているかの様に熱くなっていく上条。苦しそうであり、けれどどこか充足感にも似た表情を見せる。 風が吹いただけで埋りそうな程しかない隙間。しかし、だというのにその隙間がまるで決定的な溝だとでも言う様に、何故かそれ以上狭める事が出来ない。(な、何でかな……。これ以上いったら、なんか、ダメになる気がする……) 確かめたい。美琴の唇の感触を確かめたい一心だのに、何故か自分の中の何かがそれを拒む。 己の中の欲求と感情がせめぎ合い、僅か1ミリしかないその溝を飛び越える事が出来ずにいた。「くしゅんっ」「っ!?」 突然のくしゃみだったが、寸での所で美琴の鼻がむずむずいっているのに気付き、互いの唇が触れる事は無かった。 それで急に我に帰り、ハッとして美琴から顔を離す。(何やってんだ俺……。相手は酔っ払いだろ…………)「……………この意気地なし………………バカ…………」「……ん? なんか言った?」「んー? どしたガキンチョー?」「……、やっぱなんでもない」 嫌悪感にも似た罪悪感が心に降り積もり、ちょっとは紛れないかと深く重いため息を吐く。 ついでに美琴の身体が下がってきたので、体勢を整える。と、美琴の身体が小さくピクッと確かに反応した。「お尻触ったな~。えっち~」「な、なぁ!? さ、触って無い触って無い!」「うーそだぁ。触られたもーん。えっちー」「ぐえ……、ぐ、ぐる、じい……」 急に後ろから首を絞められる。 酔っ払いのくせに力が強く、頭を振る程度では腕は外れないだろう。 が、それ以上に問題なのは、「お、お姉ちゃん……、く、苦しい……!」「じゃあ早く『お尻触ってごめんなさい』って言うのー」「い、言う! 言うから離してー!」「先に言いなさいー」「(い、言えって言われたって、背中が! 背中がぁ!?)」 今の今まで全力を振り絞って無視してきた上条の努力が今水泡に帰した。 態度は怖い(上条談)が、容姿・スタイル共に美琴は相当に優れている。あの母ありにしてこの子あり、という言葉が見事に当てはまるほどに。 つまり、高校1年生にして誰もが羨むスタイルという事である。「早く言うのー!」 そんな上条の心境など知りもせず美琴はさらに身体を押し付けてくる。 美琴マスターを目指している黒子(道は9割9分9厘ほど崩れている)曰く「中3から高1に掛けてミカンが特大オレンジになりましたの」が上条の背中と美琴の間で押し潰されていた。「(さっきからぐにゃふにゃぽふと背中で幸せな感触がー!?)」「はーやーくー!」「わ、わかりましたっ!」 思春期真っただ中の少年にこれは厳しい。 これ以上は何か色々と大変な事になりそうだったのでとりあえず勢いに乗せて言う。 上条さんは中学生ながらにして紳士を目指す男の子なのです。えっへん。 説得力の有無は、まぁ別として。「おしりさわってごめんなさい! だから離して!」「よく言えましたー♪ 許しあげましょうー♪」「……ありがとうございます………」 満足した顔で、唯でさえげんなりとしていた顔がさらにげんなりとした上条の頭を撫で、今度は自然体で体重を預ける。 まだ背中に感触は感じるが、さっきのように押し付けられていないのでまだマシだ。 だというのに、(…このがっかり感はなんでせう……?) 何とも言えない、けれど確かに残念さを感じている自分。 その得も言われぬ感情を抱きながら、少年は酔っ払いを自分の部屋まで運んでいく。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そして場所は上条の部屋。 部屋まで運ぶのまでに誰かに見られないかとヒヤヒヤしたが、時間帯もあって人に見つかる事は無かった。 で、その運ばれてきた酔っ払いは、「ふかふか~♪」 ベッドを占領していた。 掛け布団の上から寝っ転がり、枕に顔を埋めて体全体でベッドの感触を堪能していた。 そのベッドの持ち主は、照れたような恥ずかしい様な、どちらにせよ「気にしてませんよ? ええ気にしてませんとも」と、とても気になっていた。(俺のベッド、なんだけどなぁ……) 大人ぶっていてもやはりそこは男の子。 自分のベッドで女の子が寝ていたら気にならない訳がない。ましてや、ただ寝ているだけならまだしも、体全体でその感触を確かめようとゴロゴロと動きまわっている。 そして上条が気になっているのはそこだけではない。(姉ちゃん、自分がスカートだって覚えて……ないよなぁ……) いくら短パンを履いていようとも、スカートから伸びるその足にどうしても目が行ってしまう。 少女らしらの抜けきらない艶やかさがまだ足りない瑞々しい、すらりと長く伸びたその足は、男の子を魅了するには十二分過ぎた。(なっげぇ足……。モデルみてぇ……) 実際モデル顔負けのスタイルだろう。 ぽーと、実に間の抜けた顔で眺める上条。とはいえ、それも仕方ない。 普段とのギャップ、そして先ほどまでの経過もあり、上条は美琴の一挙手一投足に気が向いていた。「うーん……」 と、ベッドの上でいつの間にか眠っていた美琴がその身を起こした。 ぽやーとした顔のまま、徐にブレザーのボタンに手を掛ける。「ね、姉ちゃん……?」「熱い……」「わっ!?」 言いながらブレザーを脱ぎ捨て放り投げる。 投げられたブレザーは図ったかのように上条の顔に直撃し、数秒その視界を奪う。 突然の事に慌てて顔にかかった物を、床に叩きつけるように乱暴に取り除ける。「っ!?」 が、それもすぐに後悔した。こんな光景があったのなら取るんじゃなかったと。けれど、取らなかったら取らなかったで後悔しそうだとも、心の正直なところが反論していた。「おいおい……」 美琴は中に着ているシャツと短パンだけでベッドに寝っ転がっている。 熱い、という言葉通りか、中のシャツのボタンも上の数個は開けられており、肌色がその隙間から覗き、腹部からも肌色が覗いていた。 わざわざ見せつけるかのように横向きになり、腕と身体にと押し潰されシャツが内側から無理に引き延ばされ、ボタンが取れそうになっていた。「うーん……、とーまぁ……」 瞬間、何か獰猛な物が顔を覗かせた。「なぁ、姉ちゃん……」 聞こえてはいないだろう。だがそれでも口を吐いた。 普段からは想像もつかない、力強さとはまた違う、けれどとても荒々しい声。 その声とは裏腹に行動はゆっくりだった。だがそれが怖い。 ゆっくりであるからこそ、爆発までため込んでいる。そんな感じだ。「俺の事ガキンチョだなんだと言ってるけどさ……」 ベッドの傍らに立ち、美琴に影を作る。 目を閉じている美琴には分からないが、仮に開けていてもその表情はわからなかっただろう。 顔は見えているのに、その表情が見えない。 男の子の顔にも見え、男の顔にも見える。それでいてどちらにも見えない。 そして、とても痛そうだった。「俺だってさ……」 美琴をまたぐ形でベッドに膝を付き、彼女の肩を掴んで乱暴に上を向かせる。 よほど深い眠りにあるのか、美琴はそれでも起きる気配はなかった。 それを気にした素振りを見せず、上条は美琴の頭の左右に手を付き、覆いかぶさるようにその身体を徐々に下げていく。「男なんだぞ……?」 数センチしかない隙間の中、小さく呟く。 思春期のくせに、いや、思春期だからこそ誰よりも男と女の違いを意識し、また誰かに自分と周りの差異に気付いて欲しく、自制がまだ甘いその年齢だからこその呟き。 ここで一歩を踏みこめば上条に確実に他との差が出来る。思春期の少年が望む、他者との決定的な違いが、今、目の前にある。 だけど……。「……ッ。…………くそッ!」 毒づきながら上条はベッドから下りる。 新しい掛け布団を取り出し、美琴の体に静かにかける。 そのまま上条は浴室へ引っ込む。「……………………」 服を着たまま冷たいシャワーを頭からかぶる。 なんでもいい。何でもいいから今は頭を冷やしたかった。「……ッ!」 そのまま壁に自ら頭を強打する。 少し血が出た。水と一緒に視界の中央を流れる血を感じながら思い出す。 とても、幸せそうな美琴の寝顔。「…………ッ」 ギリッ、と口の中から歯が強く擦れる音が聞こえた。 上条は確かに他の人との何かしらの差を求めている。彼女に、他の男とは違う目線で見て欲しいから。 でも、いくら差が欲しいからと言って『コレ』ではダメだ。 欲しいのは彼女の、自分だけを見てくれるその優しい目。少年が求めているのは『コレ』じゃない。「…………ごめん…………」 誰にも聞こえない二つの声は、誰にも聞こえないまま奇しくも重なり空気に溶けて消えた。
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かつぽんの自作関数集 かつぽんが作成した自作関数を収録。 文字列操作 文字列連結(範囲指定したセルの文字列を連結)
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この自作SSは自分で書いたSSおもに小説化になろうから持ってきたものや,ここでしか見れないSSまで各種とりそろえます ちなみに自作のSSなどは勝手に載せていいです 自作SSリスト 小ネタ 戦争終了後....
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ミュカレちゃんとトラベラーちゃん (出展・FF5のメリュジーヌにハァハァした人→) 「な、なんじゃこりゃー!!」 バッツがどこかで目を覚ますと見事なまでに体が縮んでいた。 身に着けていた鎧はブカブカで着る事が出来ない。 「クスクス……お目覚めかしら坊や」 奥からとある女性の声が聞こえた。 「だ……誰だ!? ってミュカレたん?」 まあ要するにミュカレ強姦小説の続きってこった。 しかしその女性はミュカレであってミュカレではなかった。 肌が明らかに灰黒く人間ではありえない程であった。 「私はトラベラー、ミュカレの妹よ」 とその女性は言った。 なるほど、顔色以外は確かにミュカレより幼い感じだ。 「今貴様にはタイムトラベルをかけたわ これは普通は眠らせた上で老人にしちゃう魔法なんだけど、使い方を工夫すれば」 するとトラベラーはバッツの前にひざまずきズボンを脱がす。 「ひっ!!」 そこには皮で包まれたバッツのティムポがあった。 だが毛は全く生え揃っていない、しかもすごく小さい。 「ほうらこの通り」 するとトラベラーはナイフを取り出し、バッツの皮を切り裂いた。 「ぐうっ!!」 そしてむき出しになったそれを優しく握る。 「ひぎゃああああああっ!!」 まだ慣れていない、それはバッツを刺激するのに十分だった。 「クスッ…… この通りもう坊やじゃあお姉さんに対抗出来ないの、だから命だけは助けてあげるからお姉さんのお願い聞いてくれるかなあ?」 「ぐっ……誰が……!!」 いたいけな(?)モンスターを強姦しているような鬼畜とは言え、一応バッツはクリスタルに選ばれた戦士だ。 簡単に誘惑されて言いなりになる訳にはいかない。 まあ、ついさっきコムサベラに誘惑されたばかりなんだがな。 つか時間軸はおかしいが気にしちゃいけない。 「ふうん、そう」 そう言ってトラベラーは指を唇に押し当てる。 「それじゃあ……」 すると一気に着ていたローブを脱ぎ捨てる。 姉ミュカレと同じく胸は大きい。 「食べちゃう♪」 するとトラベラーはバッツの頬と自分の頬を摺り寄せる。 すりすり。 顔色は悪いがそこからは確かにいい匂いがする。 「くうっ!!」 小さいながらティムポが競りあがるのを感じる。 「あら? 坊や 起ってきちゃったかなあ? じゃあもっと気持ちよいことしてあげるわね」 するとトラベラーは自分の唇とバッツの唇に重ね合わせた。 トラベラーの舌とバッツの小さな舌が幾度もなく重なりあい、バッツの小さな体の中に甘い唾液が注入されていく。 「ふふん……ん……」 甘い息が鼻にかかる。 そして唇を離す。 「どう? これでもまだ私の言う事聞いてくれない?」 「……うう……」 「そう?」 そしてもう一度唇を重ね合わせ舌を転がし唾液を注入する。 バッツの意識がどんどん薄れていく。 「そう、強情ね、でもそういうの好 き よ ♪」 するとまだ血の流れているバッツのティムポを握り始めた。 「あのねえ坊や、この状態でいいからお姉さんの言う事聞いてくれる♪」 「は……はい」 トラベラーはクスッと妖艶な笑みを浮かべるとティムポを摘む要領で動かし始めた。 「はうっ!!」 それが逆に快感になっていた。 「あのね……坊やが前に捕らえたミュカレお姉ちゃんが居るでしょお?」 「う……うん」 「そのミュカレお姉ちゃんを解放して欲しいのぉ……いいでしょぉ?」 「やだ……」 するとさすっていた指に力が入る。 「はうっ!!」 「じゃなきゃ潰すわよ、ガキが」 その声にドスが効いていてバッツにはとても怖かった。 というより性格も子供化してきているような気がする。 「そ……それはダメだ!! ミュカレお姉ちゃんは僕の恋人だ! だからダメだ!! それなら潰してくれてもいい!!」 バッツの悲痛な叫び。 人間とモンスターの間に生まれた愛。 と言っても性奴隷のようなもんだがな。 だがそれを聞きトラベラーの中で何かがキレた。 「だったら……」 トラベラーはナイフを取り出し。 「望みどおりに潰してくれるわあっ!!」 ナイフがバッツのティムポを切ろうと襲い掛かる! だが子供化したバッツにはそれに対抗する手段はない! ついでに言うと禿しく今更だが仲間たちも居なかったり。 バッツは泣き叫ぶ。 「助けてミュカレお姉ちゃん!!」 バッツは無意識のうちに「はなつ」を使っていた。 放たれるのは当然あの少女。 「ミュカレ……お姉ちゃん?」 トラベラーは懐かしい面影を見た。 赤いローブ、大きな胸、ピンクに光る唇。 「バッツは……?」 ミュカレの桃色の光る唇から言葉が発しられた。 「バッツはどこぉ……?」 「ここだよ! ミュカレ!!」 そこには小さく縮んだバッツが居た。 「ああ、わかるわバッツ……今こうして貴方が見える 私の恋人バッツ」 「ミュカレ!!」 恍惚に満ちた表情で言葉を発するミュカレ。 そしてその言葉は電波に満ち溢れていた。 「そ……そんな! この坊やが言ってたミュカレお姉ちゃんの恋人というのは本当だったというの!?」 その場に泣き崩れるトラベラー。 だがミュカレはそんなトラベラーに手を差し伸べる。 「いいからあなたも私と一緒にバッツを喜ばせるのよ、なぜかここに居る私の妹」 笑顔に満ち溢れるトラベラー。 「は……はいっ!! お姉さま!!」 そこから先は極楽だった。 トラベラーが下、ミュカレが上、中にチビバッツが挟まりサンドイッチ状態になった。 二人とも胸が大きく、バッツの体を擦れる。 「ミュカレ好き! ミュカレ好き!」 「ああんっ!!」 「お姉ちゃん! お姉ちゃん!!」 ついでにトラベラーはやっぱとらえられましたとさ、糸冬。 (注・二匹以上「とらえる」ことは出来ません、でもいいんです、二次創作ですから) ミュカレ最高!よく思いつきましたね。 -- オメガ改 (2007-12-05 01 09 58) おっきした -- 名無しさん (2007-12-09 07 53 36) 名前 コメント
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自作キャラでバトルロワイアル2nd 原作つきのキャラクターではなく全員が同じクラスメイト同士の 完全オリジナルのキャラだけで構成されたバトルロワイアル企画。 通称自作ロワの第二段らしい。 パロロワテストしたらばで企画されていた自作ロワ外伝のスレッドを再利用しており、 この時に集めた生徒・テロリストのキャラクターも一部流用している。 全体的にオリバトをパロロワ形式にリファインしたような雰囲気が漂うロワだが、 初っ端から通常のロワでは考えられないような展開を見せ、中々油断はできない。 というかテロリストより、クラスメイトの女子高生の方が遥かに恐ろしく見えるのは気のせいだろうか? 参加者 安佐蔵恭二郎 一番 天草紗耶香 功野錬司 二番 有栖川桜 板倉竜斗 三番 上原鞠愛 鹿狩瀬荻矢 四番 京終春日 神楽雅光 五番 桐野きらら 霧島無色 六番 桐原千里 桐野ラキ 七番 黒嵜暁羽 国分寺多聞 八番 高森乙子 琴浦周斗 九番 砂野碧衣 最強堂勇太 十番 砂野夕璃菜 静間菅人 十一番 サフィロ・シャリーノ ジョナサン大山 十二番 月元夢子 戸崎繭 十三番 問芒操 中井沢尽 十四番 中川いさ 仁木天 十五番 麓山留夏 藤ヶ原二臣 十六番 不動院凛華 穂積宗一 十七番 水原維澄 松平左京 十八番 三住明梨朱 三木清葉 十九番 八十島秋乃 渡世朝秋 二十番 嵐崎・キャラハン・蘭子 全40人 外部リンク 支援サイト 自作キャラでバトロワ2ndまとめwiki 自作キャラでバトロワ2nd - したらば避難所 - 現行スレッド 自作ロワ外伝-テロリストと戦ってみました-
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自作テンプレ投稿欄での注意 テンプレ名、URLと名前を必ず記入してください。 テンプレが既出の場合もありますので、予めご了承ください。 なるべく短縮したURLでお願いしますm(._.)m 試しに https //tinyurl.com/2ev4urrh -- 大晦日江璃 (2023-01-10 17 29 09) アルバトロスDEF https //tinyurl.com/2ah2xddb -- yuuki (2023-02-10 16 28 43) 名前 テンプレ名とURL
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865 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 22 17 35 ID CAlw0Ifa 律(聡のやつ・・・なんで女のコなんかと歩いてたんだろ・・・?) がちゃっ 聡「姉ちゃ~ん?」 律「わぁっ!」 聡「姉ちゃん・・・あれ?どうしたのさ?顔真っ赤だし、目も赤いよ?」 律「え、あ、いや・・・その・・・なんでもないよ!ほっとけ!」 聡「そ、そう?」 律「誰・・・?」 聡「え?」 律「今日、一緒に歩いてたコ・・・誰?」 聡「ああ、あれは同じクラスの子だよ」 律「・・・」 聡「転校してきたばかりで、道に迷っちゃったんだって」 律「そう・・・」 聡「え、なに?俺に彼女が出来たとでも思った?」 律「う、うるさい!用が無いなら出てけよ!シッシ!」 聡「んだよ~。変なの、今日の姉ちゃん」 バタン 律(う~・・・私ってば、なんて馬鹿なことを・・・!) 出典 【けいおん!】田井中律は前髪可愛い30【ドラム】 名前 コメント すべてのコメントを見る
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律「うん、それで今日梓と遊んでさ…」 夜、私は部屋で澪と電話で話していた。 なんとなく寂しくて話し相手が欲しかったから、私が電話したのだ。 律「色々連れて行きたかったんだけど、上手くいかなくて」 澪『ふぅん…律にしては珍しいな』 律「なんかさぁ…私って梓にあまり好かれてないじゃん?」 澪『そうかな?』 律「そうだよ……お前に比べれば全然」 澪『私と比べられても…』 律「だから今日仲良くなろうと頑張ったんだけどさ……なんか力入っちゃって逆にダメダメで」 律「ドラムのゲームでもミスってかっこ悪いところ見せちゃった」 澪『律っぽくないな』 律「本当だよ…どうしたんだろう」 澪『…でも、言っておくけど梓はお前のこと嫌いではないと思うぞ?』 律「そうかなぁ…」 澪『そうだって、自信持っても大丈夫だよ』 律「…ま、澪がそういうならそうなんだろうな」 澪『もちろん』 律「しかし澪に励まされるとは…一生の不覚」 澪『おい!なんだそれ!?』 律「あはは、冗談だって」 澪『まったく……もう遅くなるから切るぞ?』 律「うん、じゃあなー」 携帯を切り、ベッドに放り投げた。 私もベッドに飛び込む。 そしてその投げた携帯をジーッと見つめている。 梓からの電話なりメールを待っていた。 律(お礼ぐらい言ってもらえると思ってたんだけど…ダメだったかな) 今日一日のこと思い出した。 何がまずかったのだろう。 何か気に障ることでもしたのだろうか。 いくら考えても分からなかった。 律(あー…失敗したのかなこりゃ) 律「……」 律(それにしても、梓のことだと色々悩んじゃうな…) 律(なんでだろう…) 律「……」 そのまま瞳を閉じて、眠りについた。 …… 朝、目が覚めベッドから出る。 頭はまだボーっとしている。 「……」 昨日のことを思い出した。 彼女と遊んでいた時間。 楽しかったのかつまらなかったのか分からない。 けど、新鮮な感覚だった。 「……」 そろそろ学校の時間。 今日はどんな顔をして彼女に会えばいいのだろうか。 純「律先輩と遊んだ?いいな~楽しそうで」 梓「でもさ、そのおかげでギターの弦買い忘れちゃって」 朝の休み時間、授業が始まるまでいつもの友達とおしゃべりをする。 この時間は気楽に過ごせて好きだ。 純「あぁ、弦ならジャズ研で余ったやつあるよ」 梓「本当?」 純「うん、なんだったらあげてもいいけど」 梓「ありがとう!純!」 放課後、授業が終わると急いで音楽室に向かった。 弦も張り替えたし準備は万端だ。 梓「こんにちは」 唯「おっ、あずにゃんいいところに来たね~。一人で暇だったんだよぉ」 部室の扉を開けると、ソファの上でゴロゴロしている先輩が迎えてくれた。 相変わらずだらしないが、この人らしいともいえる。 梓「唯先輩一人なんですか?」 唯「うん、みんな掃除や色々用事があってね」 梓「そうですか…」 唯「それよりあずにゃん」 梓「なんですか?」 唯「あずにゃんもゴロゴロしようよ~」 梓「結構です」 唯「えぇっ!?なんで~」 梓「ダラダラしてないで練習してください」 唯「うーん…もうちょとダラダラしてから」 梓「はぁ…」 まったく、これだから唯先輩は。 呆れながらも、唯先輩だからしょうがないと思い少し笑ってしまった。 唯「ほら、あずにゃんもこっちにおいで」 梓「えっ…」 唯先輩は私の腕をひっぱる。 そのまま先輩の上に覆いかぶさってしまった。 梓「えっ…唯先輩?」 唯「えへへ~」 先輩が私のことを強く抱きしめる。 すこしドキドキした。 ただ唯先輩にとってこれはコミュニケーションの一つであり 特別なことではない。 私もそこは理解していた。 梓「唯先輩、もう話してください」 唯「もうちょっと」 梓「もう…」 その時、ガチャッと音楽室の扉が開く音がした。 律「おーっす…」 梓「!」 律「あっ…」 唯「りっちゃんいらっしゃ~い」 律「あ、あぁ…」 梓「……」 律「…お前らは相変わらず仲良いな~」 唯「えへへ」 梓「……」 なぜか急に恥ずかしくなった。 こんな事、軽音部じゃ当たり前の光景なのに。 律先輩と顔を合わすことができない。 なんでだろう… 唯「澪ちゃんとムギちゃんは?」 律「ムギはまだ掃除、澪は進路調査とかでもうちょっと遅くなるって」 唯「そっかぁ」 律「はぁ~疲れた、私もちょっと休もうかな」 梓「そ、そんなことより早く練習を!」 律「あっ、うん……」 唯「え~?もうちょっとこうやってようよぉ」 唯先輩が力強く私を抱きしめた。 梓「もう、いい加減離してください!」 唯「ええではないか~ええではないか~」 律「……」 梓「り、律先輩からもなんか言ってくださいよ」 律「…別にいいんじゃない?」 梓「えっ…」 律「せっかくなんだからもっと楽しんじゃいなさいよ、お二人さん♪」 唯「では遠慮なく♪」 梓「ちょ、ちょっと律先輩!?」 律「さ~て、澪たちが来るまで漫画でも読んでようかな~」 梓「……」 昨日真面目に練習するって言ったのに… なんだか裏切られた気分だ。 結局その後、澪先輩とムギ先輩が来て。 いつも通りミーティングをしていつも通り少し練習をしてその日は終わった。 満足いく練習ができなくて、私は少し不機嫌になる。 梓「むぅ…」 律「どうしたんだ?梓」 梓「先輩、昨日ちゃんと練習するって言ったじゃないですか」 律「あぁ…あれね。まぁ明日からはちゃんとやるよ」 梓「今日やらない人が明日やるとは思えません」 律「…おっしゃるとおりで」 梓「しっかりしてくださいよ、部長なんですから」 律「あはは、申し訳ありません」 梓「はぁ…」 こういう適当な所があるから好きになれないんだ。 律先輩らしいって言っても、私は納得できない。 その性格をなんとかしてほしい… …… 律「……」 澪と分かれた帰り道、私は一人で歩いていた。 少し落ち込んでいる。 律(本当は梓の言うとおりにやりたかったんだけどな…) 律(その方が梓も喜ぶと思ってたし…) 律(けど……) 律「……」 唯と梓が抱き合ってるところを思い出した。 あれは唯のスキンシップだって分かっていたけど…なんか悔しい。 私は私なりに頑張って梓と仲良くなろうとしてるのに、唯はあんなにも簡単にくっつけるなんて。 悔しくて、モヤモヤして…そのせいで練習する気も起きなくて。 つい意地悪なこと言ったりして……本当はそんなつもりじゃないのに… 律(また嫌われちゃったかな……) … 梓「……」 家に帰り、自分の部屋でくつろぐ。 ご飯も食べたしお風呂も入った。 明日の予習も、ギターの練習も終わった。 やることがない… 憂に適当なメールを送ってみたが返信はまだ来ていない。 唯先輩の相手でもしているのだろう。 梓(一人っ子はこういう時つまんないからいやだ…) 梓「……」 暇だからベッドでゴロゴロしながら携帯をいじっている。 その時、あることに気づいた。 梓(あっ…律先輩に昨日のお礼まだ言ってない…) 梓(…今からメールしようかな) 梓(でも今さらって感じがするし…) 梓「……」 少し考える。 …そういえば律先輩の方は昨日した約束を破ったじゃないか。 真面目に練習するって言ったのに… 梓(なんか…もうどうでもいいや) 私は携帯を閉じた。 そして律先輩への不満を頭の中で爆発させる。 どうして部長なのにもっとしっかりしてくれないのだろう。 どうしてちゃんと練習しようとしないのだろう。 どうして私の思い通りにしてくれないのだろう。 梓「……」 最後の不満は不満なのか? ちょっと違う気もするが… 梓「……」 でも悪い人ではない、それは分かっている。 彼女なりに気を使ってくれるし、優しくしてくれるし。 昨日も私のために色々としてくれた。 今まで彼女とは絡みたいとは思っていなかった。 無意識のうちに避けていたのかもしれない。 嫌いではないのに… 梓「……」 そう、嫌いではない…律先輩のことは嫌いではないんだ。 嫌いではないが…なぜだか彼女に対しては不満ばかりが募る。 どうしてだろう… 梓「……」 梓(なんか昨日からずっと…律先輩ことばかり考えてる…) 梓(変なの…) 自分でも分からなくなってきた。 先輩と仲良くなりたいのか、どうなのか。 好きなのか嫌いなのか… 梓「もっとしっかりやってくださいよ、先輩…」 部屋で一人呟く。 不安定な気持ち。 律先輩がこのまま不真面目だと、彼女に対して本当に失望しそうで怖くなった。 梓「私だって嫌いになりたくないんですから……理想的な先輩になってくださいよ」 理想的な先輩……なぜ律先輩にこんなことを求めているのだろう。 だんだん自分の気持ちが混乱してくる。 何がなんだか分からない。 もう寝よう。 …… 律「なんだかさー、最近人間関係がうまくいってない気がするんだよなぁ…」 紬『りっちゃんが?』 今日はムギと電話している。 梓との関係でモヤモヤしていたので思い切って相談することにした。 相手が梓ということは秘密にしているけど。 律「なんとか仲良くなるように頑張ってるんだけど、上手くいかなくてさ…」 紬『珍しいわね、りっちゃんなのに』 律「なんかその言葉、澪にも言われた気がする…」 紬『だって私が見る限りに、りっちゃんて意識して誰かと仲良くしようとしないでしょ?』 律「は?」 紬『みんな気づいてたら、りっちゃんと友達になってたじゃない』 律「……そう?」 紬『えぇ…だからいつも通りのりっちゃんのままで、その人と向き合えばいいんじゃないかしら?』 律「うーん……でもいつも通りの私を向こうが嫌ってるような…」 紬『…誰かに嫌われないように生きるのって、辛くない?』 律「……」 紬『もしりっちゃんが私に嫌われないように振舞ってたら、私は嫌いになっちゃうかな~』 律「えっ…なんで」 紬『だって、それじゃあ私に心を開いてくれる事にはならないじゃない?』 紬『そんな人とは友達になりたくないわ』 紬『もしそれで友達になっても、お互い気を使って疲れるだけだと思うし』 律「……」 紬『りっちゃんはどうしたいの?その人と仲良くなりたいんでしょ?』 律「うん…」 紬『だったら、ありのままの自分でぶつかる方がいいんじゃないかしら』 紬『本当の自分を見せなきゃ、その人だって心を開いてくれないわよ?』 律「……」 紬『大丈夫、素のりっちゃんを嫌う人なんていないから』 律「……本当?」 紬『えぇ、もちろん』 律「…ありがとうムギ、なんか楽になったよ」 紬『ふふっ、どういたしまして』 律「そうだよな…私らしくないよな…」 紬『ところでりっちゃん』 律「ん?」 紬『その人って…男の人?』 律「は、はぁ!?なんでそうなるんだよ!」 紬『だって…好きな人の前で本当の自分をさらけ出せないなんて…』 紬『まるで恋する乙女みたい///』 律「違う違う違う!!全然ちがう!!」 紬『でもその人のことで最近は頭がいっぱいなんでしょ?』 律「うっ…いやそうだけどさ…」 紬『それに嫌われないように頑張るだなんて……恋してるとしか…』 律「ち、違うって!!」 紬『もう…りっちゃんたら///』 律「あぁもう!電話切るぞ!!」 紬『あっ、りっ…』 電話を切った。 律「はぁ…相談する人選ミスったか」 律「私が梓に恋なんて…」 確かに梓はかわいい。 ちっちゃいし、ネコ耳が似合うし。 ちょっと生意気なところもいい。 律「だからって、相手は女で後輩で恋なんて飛躍した話…」 唯《え~?もうちょっとこうやってようよぉ》 梓《もう、いい加減離してください!》 唯《ええではないか~ええではないか~》 律「……」 ふと部室であった出来事を思い出した。 なぜか心がチクチクする。 律「…いや、ないない」 律「ありえないって…ははっ」 律「……」 とりあえず、明日からはいつも通りの自分で梓に会おう。 あくまで私は部活の先輩として仲良くなりたいだけだ。 決して特別な感情で動いてるわけない。 そんなことはありえない。 律「ありえねぇーーー!!」 聡「姉ちゃんうるさい」 3
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<平沢唯 8歳> その日の夜、私はおしっこがしたくなって目覚めました。 夜のトイレは怖いけれど、以前それで行かずにいたらおねしょして怒られちゃったので、また繰り返すわけにはいきません。 また憂についてきてもらおうかとも考えましたが、起こしちゃうのもかわいそうだと思い直しました。 たまにはお姉ちゃんらしく、一人で行っちゃおう! 私は「おばけなんてないさ」を小声で歌いながら勇気を出してトイレに向かいました。 用を済ませて早く戻ろうとする途中でお父さんとお母さんの部屋を通り、そこから漏れる声に思わず立ち止まりました。 「ぁあ……ふぅ、あんっ…」 二人とも、何をしてるんだろう…。 そっとドアの隙間からうかがうと、そこではお父さんとお母さんが、ベッドの上で裸で抱き合っていました。 お父さんはお母さんの上で腰を振り、お母さんはお父さんを両腕と両足で抱きしめ、二人とも気持ちよさそうにあえいでいました。 いつもと違うお父さんとお母さん。なぜだかわからないけど私はすごくドキドキして、見てはいけないような気がして急いで子供部屋に戻りました。 「うい、うい!」 起こしたらかわいそう、そう思ったくせに結局起こしてしまいました。 「ん…なーに?お姉ちゃん」 目をこすりながら渋々起き上がる憂。悪いことしたなと可哀想に思いましたが興奮の方が勝り、私は憂に今見たものをそのまま話しました。 「うい、お父さんたち何してたのかなあ」 私は憂に尋ねました。憂はこのころから何でも知っていて、妹なのにすごいなあと私も頼りにしていました。 この時も、憂は驚くことなく説明してくれました。 「お父さんとお母さんはね、赤ちゃんを作ってるんだよ」 「赤ちゃん?」 「うん。あーやって、裸で二人で抱き合ったら赤ちゃんができるの」 「へえ〜」 やっぱり憂は物知りだなあと感心しました。 「それならいいことだね!ねえういは、赤ちゃんは弟と妹、どっちがいい?わたし妹がいいな」 「えと…私は、別に欲しくないや…」 「えー、赤ちゃん可愛いじゃん…そうだ!」 私はその時、完全にいいこと思いついたと信じて疑いませんでした。 「わたしたちもあーやって赤ちゃん作ろう!」 「ええっ!?」 「お父さんとお母さんのお手伝いするんだよ。わたしとういの赤ちゃん、きっと可愛いよ!」 「…うん、そうだね。いい考えだね。作ろう」 憂はゆっくりと頷きました。 「赤ちゃん赤ちゃん、ういと私の赤ちゃん」 私は大張り切りでパジャマと下着を全部脱ぐと、もじもじしている憂のパジャマに手をかけ、「うい、万歳して」とお姉さんらしく言って脱がせました。 そして私たちは布団の中で体を密着させました。お風呂などで何度も互いの肌かを見たことがありますが、布団の中というのは初めてなので、なんだか不思議な気持ちです。私が憂をぎゅっと抱きしめると、憂も私を抱きしめてきました。 「それからどうするの?」 「あのね、えっちなことをするんだよ…」 憂は小さな声で言いながら私のおっぱいを触ってきました。くすぐったさに思わず笑い声を上げながら、私も憂のおっぱいを触り返しました。 しばらくそうしてじゃれあっていて、何かのはずみで憂が私に抱き着き、私の唇に自分のそれを押し付けました。 「んんーっ」 えっちなことなんだから、きっとキスだってするんだ、そう思って私も抵抗しませんでした。 憂はいつまでも離れてくれません。舌も入ってきます。はじめてのキスに、私は段々脳がとろけるような感じがしてきました。そのせいか気づきませんでした。子供部屋に足音が近づいているということに…。 ドアが開いて、廊下の電気が裸の私たちを照らします。 「っ、二人とも、何やってるの!」 お母さんは血相を変えて、私たちを怒鳴りました。 そのあと私たちはお母さんたちにこっぴどく怒られました。 私がお父さんとお母さんの行為を見ていたことを話すと、二人はぎょっとして、そしてため息をつきました。 それから二人による性教育が始まりました。赤ちゃんが作れるのは大きくなった男の人と女の人だけだとも教わりました。 憂は知らなかったのでしょうか。何でも知ってると思っていた憂だけど、知らないこともあるんだなあ、とおかしくなりました。 あれから7年。 春休み、たまたまやっていたテレビドラマの内容を通して、私はあの出来事を思い出していたのです。 憂はテーブルの片づけをしていて、お父さんとお母さんはいつも通り海外に出かけていていません。 憂はあの事、覚えているのかな? <平沢憂 14歳> その夜、食器を片づけてテーブルを拭いている私を尻目に、お姉ちゃんはテレビを見ていました。 その番組はどうやら大人向けのドラマで、妹が兄の子供を妊娠してしまったという内容でした。いつもならこんな番組をお姉ちゃんが見ていたら即チャンネルを変えます。しかしその時の私はそれどころではありませんでした。 (お姉ちゃん、あの夜のこと覚えてるのかな…?) 「女同士で、しかも子供同士で、赤ちゃんはできない」。当時七歳だった私も、このことを知っていました。それなのに、あえてそれをお姉ちゃんに指摘しなかったのは、お姉ちゃんが得意げに出したアイデアに水を差したくなかったから——というのは建前で、本当は私がお姉ちゃんと寝たかったからです。 当時の私は七歳児らしからぬ性に対する好奇心を、なぜか実の姉に向けてのみ滾らせていました。そして、今も。 『実の妹と寝るなんて、何を考えているんだ!』 その台詞を最後にテレビは消えました。否、私が消したのです。 キョトンとした顔を向けるお姉ちゃん。その顔にいきなりテレビを消された不満が浮かぶ前に、私は口を開きました。 「お姉ちゃん、エッチしよっ」 その途端、お姉ちゃんの目が真ん丸に開かれ、かあっと両頬が染まりました。やっぱりあの事を思い出しているのかも…。 「だ、だめだよ。テレビでもさっき言ってたでしょ。妹と寝たらだめなんだよ」 「その前に、なぜ近親相姦がタブーとされるか、知ってる?近親相姦を通してできた赤ちゃんは、障碍児になりやすいからだよ。それに私たちはまだ中学生、お姉ちゃんはもうすぐ高校生で、赤ちゃんができたら将来設計に重大な影響が及んでしまう。でもね、もう知ってるでしょ。女同士で赤ちゃんなんてできないってこと」 7年前は、赤ちゃんを作るために私たちは体を重ねました。なのに今は、赤ちゃんができないことを理由に私はお姉ちゃんに性交を迫っています。 「だって、お父さんとお母さんたちに怒られちゃうよっ」 「お父さんたちの出張が終わるのは春休み明け。黙っておけばばれないよ」 「で、でもさ」 まだ納得できないようです。それは極めて正常な感情。血の繋がった姉妹で体を重ねるなんて、抵抗があるに決まっています。普段ぼんやりして特にこだわりないように見えるお姉ちゃんですが、それでも7年で本人も意識しないままにそれなりの倫理観が積み上げられてきたのでしょう。 「やっぱり駄目だよっ。だって、エッチは好きな人としなきゃいけないんだよ?」 「私はお姉ちゃん、好きだよ。お姉ちゃんは私のこと、好きじゃないの?」 「す、好きだよ」 「じゃあ、なんでいけないの?」 そういって詰め寄ります。もちろん、これでお姉ちゃんが納得してくれるとは思いません。ただ、万一の可能性にかけて…。 「…分かった。いいよ」 「へっ」 思わずお姉ちゃんの顔を見返しました。真剣な目に、赤く染まった頬。冗談を言っているのではなさそうです。 「私憂とエッチするよ」 「ほ、本当に!?」 「憂が言いだしたんじゃん」 「あ、えへへ…」 嬉しくて信じられなくて、つい大声で疑ってしまいました。 「じゃ、早くしよ」 あれ、おかしいな。私が言いだしたことだったはずなのに、なんだかお姉ちゃんのほうが押せ押せだ…。 「ま、待って。先にベッドに移動しようよ」 私はお姉ちゃんの手を引っ張ってリビングを出ました。 …あ、ベッドって言ってもどっちの部屋にしよう。私はどっちでもいいけどお姉ちゃんは…と思った時、第三の選択肢が目に飛び込みました。だけどそれを口に出すのはためらわれました。だってそこは…。 「お父さんとお母さんの部屋のベッドで、しよ?」 私の心を読み取ったかのように、にっこりと笑ってお姉ちゃんが言います。 「黙ってたらばれないよ」 と、私の台詞を使いまわして。 いないのをいいことに勝手にベッドを使うのには罪悪感もありましたが、なんだかお姉ちゃんと夫婦になるみたいで嬉しく思いました。 お父さんとお母さんの部屋。二人が二十年近く夫婦してた部屋。あの日のお姉ちゃんが大興奮で話していた、このベッドの上での行為…。 布擦れの音がして、振り向くとお姉ちゃんはもう上を脱いでいました。ブラを外すと、小ぶりなおっぱいがプルンと飛び出します。それはお姉ちゃんの成長の証。あの頃にはなかったもの。お互いの裸なんてあれからも何度も見たのに、あの時と比べながら目が釘付けになります。 私の視線に気づいたお姉ちゃんは、笑って、今度は下を脱ぎました。ズボンと下着を一気に下ろすと、15歳にしては薄い恥毛が覗きます。それも、あの頃には全くなかったもの。 すらりとした足。滑らかな曲線。7年で、お姉ちゃんはとても女性らしい体つきになりました。 「憂も早く脱ぎなよ」 全部脱ぎ終わったお姉ちゃんが笑顔で言います。お姉ちゃんの身体に見とれて自分の脱衣が疎かになっていた私は、慌てて上着に手をかけます。焦ったためか、引っかかってうまく脱げません。お姉ちゃんが服の裾を掴みます。 「憂、万歳して」 まるで小さい子に言うように。それはあの時と同じ台詞でした。言われるままに私は両腕を上げ、お姉ちゃんはシャツごと一気に脱がせてしまいました。 「うわー、憂ってほんとに巨乳さんだね。さっきはこれが引っ掛かって脱げなかったんじゃないの?私、こんな間近で見るの初めてだよ」 言いながらお姉ちゃんは、私のおっぱいをつついたり撫でたり、軽く揉んだりと感触を楽しんでいるようです。 私も、あの時のようにお姉ちゃんのおっぱいを触り返しました。お姉ちゃんはキャハハと笑って、私のブラジャーを外します。 「へー、憂のおっぱいって大きいだけじゃなくて形も綺麗なんだねー」 お姉ちゃんは私のおっぱいの間に顔を埋めました。 「憂のおっぱいって、フカフカで気持ちいいんだねー。私のは小さいし、こうはいかないよー」 「お、お姉ちゃんのだって、小さくても形は綺麗だし、私は好きだよ?」 「むー、小さいのは否定しないんだ。もう怒った、憂なんてこうしてやるっ」 お姉ちゃんはぱくっと右の乳首を口に含むと、ちゅーちゅーと音を立てて吸い始めました。舌でひっきりなしにつつき、こねくり回します。 「ふぁぁ…お、お姉ちゃんっ…んっ」 気持ちよさに、思わず変な声が出てしまいます。がくがくと足が震えますが、お姉ちゃんが両手で腰を支えてくれたおかげで、立っていることができました。 でもその手が…右手が私の体をなぞって段々と下に移動し、ついにスカートの中に滑り込みました。そのまま下着の中へ侵入します。私の恥毛をかきわけて進む、お姉ちゃんの手。 「わー、憂ってば剛毛さんだねー。そっくり姉妹とか言われるけど、こうしてみると何もかも私と大違いなんだねー」 うう…恥ずかしい。確かにお姉ちゃんよりは濃いけど、普通のつもりだし…。 「も、もうベッドにいこ、これじゃ何のために移動したのかわかんないよっ…」 「まだまだ、まだ寝かせないよ」 お姉ちゃんの指が割れ目をなぞり、陰核をつまみあげます。その時点でもう、私のあそこはどうしようもなく蜜が溢れていました。 「っ、ひぁあんっ」 「ほらほら、憂、気持ちいいでしょ?」 指の腹で陰核をこすりながらお姉ちゃんは囁きます。 「ぁんっ…お、お姉ちゃんっ……っ!」 私はもう一つの刺激に背中を震わせました。お姉ちゃんの左手が後ろから下着の中にもぐり、今度はお尻をさわってきたからです。 「くすっ。やっぱり、憂のパンツ、もうびしょびしょだね。漏らしちゃったみたい。それにしても、憂のお尻はすべすべで可愛いなあ〜。それから、ここも」 と、お姉ちゃんは私のお尻の穴に、私自身の愛液でべとべとした指を入れました。 「っあ……!」 「憂のアナルバージン、もーらった」 こうして私は、お姉ちゃんと密着し、前と後ろを同時に責められる形になりました。体温が上がったせいか、お姉ちゃんの肌が冷たく感じます。すべすべで、柔らかくて、しっとりと湿ったお姉ちゃんの肌。 「はぁ……んっ……ああっ」 喘ぐ私に合わせてプルプル震える乳房を、お姉ちゃんはチロチロと舐めます。 「っ……!」 どの刺激によってかはわかりませんが、とうとう私は絶頂を迎えました。 「…はあっ…はぁ…」 快楽の余韻に浸りながら、だらしなく涎を垂らす私。 「かわいいよ、うい」 お姉ちゃんはその涎を舐めとり、私に口づけしました。柔らかくあったかい、7年ぶりに味わう、お姉ちゃんの唇。 唇を離した後お姉ちゃんは、いつもの無邪気な顔で笑いました。 「えへへ、私うまかった?」 そのとき、私の心に沸々と何かがこみ上げてきました。 お姉ちゃんはずるい。私だけ気持ちよくさせて得意げな顔してずるい。 気が付くと、私は勢いをつけてお姉ちゃんをベッドに押し倒していました。 「お姉ちゃんだって、乳首こんなに立たせてっ」 私は両手でお姉ちゃんの乳首を弄繰り回しました。 「ぁあんっ、ふぁ、んんっ!」 私より大きな声で鳴くお姉ちゃん。そういえば、おっぱいが小さいと感度が大きいって本当かな? 「ここだって、こんなに、濡れてるじゃないっ」 お姉ちゃんの中を指でかき回します。 ぐちゅっ。 「ひゃあんっ」 びくりと体を震わせる、涙目のお姉ちゃん、可愛い。 私にかき回されたあそこからはますます蜜が溢れ、ベッドにシミを作っています。 「あーあ、汚しちゃって。お父さんたちにばれたらどうするの。しょーがない、私が全部、舐めてあげる」 私はお姉ちゃんの股間に顔を埋めました。 「ちゅぱっ、ちゅぷ…」 「いやぁっ、ぁああっ、はぁんっ…」 お姉ちゃんは震え、喘ぎながら私の頭を股間に押し付けます。 「う、うぅいっ!全部、ぜんぶなめてぇっ」 そう言われても、次から次へとすごい勢いで溢れてくるので舐めきれません。舌が疲れてきました。でも、やめません。これが、ようやく味わえた、お姉ちゃんの味なのですから。 突然、お姉ちゃんが私の頭を押しのけようとしながら叫びました。 「うぅいっ、だめ、いっちゃう!」 「いいよ、イって」 「だめ、お父さんとお母さんみたいにするのぉっ!」 お父さんとお母さんのように?そんなことできません。だって、私たちは女同士なんだから。 あっ…。 私はスカートと、びしょびしょのパンツを全部脱ぎ捨てて、お姉ちゃんのあそこと重ねました。 さっきイったばかりの体がびくりと震えます。 「はぁうっ、うい、気持ちいいよおっ」 これでよかったみたいで、ホッとしました。 「うい、ういぃっ」 「おねえちゃん、おねえちゃぁんっ」 お互いの名前を呼びながら、あそことあそこをこすり合わせます。密着した肌は汗で濡れ、互いの汗や体液がベッドに飛び散ります。でも、もうばれるかばれないかは、私たちにとってどうでもいいことでした。 (お父さんとお母さんのこれまでのどんなセックスより、ずっとずっと、愛し合おうね、お姉ちゃん…) 「ういっ!!」 お姉ちゃんの体が大きく跳ね、とうとう絶頂を迎えました。 お姉ちゃんの体から力が抜け、ベッドに沈みます。 もう眠ってしまうのでしょうか? 私がお姉ちゃんから離れようとした時、お姉ちゃんは私の腕をつかみ、薄目を開けて微笑みました。 「うい…私、ういとの赤ちゃん、つくるからね…」 そういうと、お姉ちゃんは本当に眠ってしまいました。さっきの台詞は寝言だったんでしょうか。あのころを夢見ての。 お姉ちゃんの寝顔を私はずっと見てきましたが、7年前から本当に変わっていない、幼いものでした。だけど今は、一人の女性のものに見えます。 私はお姉ちゃんの隣に寝そべって寝顔を見ていましたが、いつしか私も寝てしまいました。 次の朝。私は5時に目覚めました。隣にお姉ちゃんはいません。 もう起きたのかな。それともあの出来事は夢だったのかな…と一瞬思いましたが、お父さんたちのベッド、私が裸であること、シーツのシミ、ベッド脇に脱ぎ散らかされた二人分の服が、夢ではないと物語っていました。 「もうお姉ちゃん、起きたのなら服片づけてよ」 苦笑しながら私は服とシーツを抱えて洗濯しに行きました。早くしないとお姉ちゃんに朝ごはん作る時間もなくなってしまいます。 洗濯機にそれらを放り込み、シャワーを浴びて着替えた後、私はお姉ちゃんの部屋に行きました。ここまで一度もお姉ちゃんに会わなかったからです。 お姉ちゃんの部屋のドアの前に立つと、「いたっ…」という声が聞こえてきました。一体なにが?心配で、ノックも忘れてドアを開けました。 「お姉ちゃんっ」 「ん、なーに、憂」 お姉ちゃんは裸でベッドに座り、裁縫道具を出して何かを編んでいるようでした。針を刺したのか、指先を口にくわえています。 なんだか、ちぐはぐな…鳥?のぬいぐるみでしょうか…。 「ああ、これ?私たちの赤ちゃんだよー。名前は…」 お姉ちゃんはそれを、私に向かって突き出します。 「平沢唯と平沢憂の子供、平沢チキン!」 「ぷっ…あははは…!」 耐え切れず私は笑いました。そっか、お姉ちゃんの言葉は寝言じゃなくて、本当だったんだ。それで早起きしてこのおかしなぬいぐるみを…! 「憂?」 「ごめんごめん。あなたが平沢チキンね、はじめまして。私はえっと…」 お父さん、お母さん、どっちを名乗ればいいんでしょうか? 「両方お母さんでいいよ」 「ううん、お姉ちゃんが作ったんだし、お姉ちゃんがお母さんで」 「えー、だったら、私がお母さんで、憂はママね。それと今度、この子連れて一緒にピクニック行こうよ」 「うん。それから三人、川の字になって寝ようね」 あのドラマの中の兄妹は、こんな楽しい会話なんてできないんだろうな。フィクションだというのに、ちょっと気の毒にも感じました。 「もうすぐ完成するからねー」 「うん、楽しみに…ってお姉ちゃん先に着替えて着替えて!裸で裁縫って危ないよ!」 「ほえ?大丈夫だよー」 「だめだって!あとシャワーも浴びてないし!残りは私がやっとくからさっさとシャワー浴びて着替えなさい!」 「ちえー。でもその方がいっか。だって二人の子だもん」 お姉ちゃんが去って行った後、私は平沢チキンの作成を再開させました。こんな不気味なぬいぐるみだけど、お姉ちゃんと私の子だと思うと無性にかわいい。お姉ちゃんの不器用な縫い目も愛しくて。 「大好きだよ」 そのとさかに、そっと口づけしました。 戻る
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1 2 ※キャラ崩壊・和ちゃん 2010/08/26 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282748794 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 和が気持ち悪いけど元からだし、他は面白かった! -- (名無しさん) 2014-08-24 16 47 01 ワロタWWW -- (名無しさん) 2014-06-25 16 23 45 和WWW -- (名無しさん) 2013-04-15 08 49 25 おもしろかった! 独り言多い唯さんかわいー -- (名無しさん) 2012-04-25 23 08 11 たかが前髪で気絶した和、たかが前髪で冷たくなった憂 所詮はオッサン作者だな -- (名無しさん) 2012-03-18 07 19 28 不細工ではないけどな(本来の意味的に) -- (名無しさん) 2012-03-18 07 11 34 前髪を切った唯も可愛いよ -- (名無しさん) 2011-10-23 09 55 11 さりげなく萌え豚を愚痴られとる⁈ 俺、今年の春休みにけいおん!観て萌え豚に目覚めたぞ‼ -- (あずにゃん) 2011-09-01 14 59 22 のどかー -- (名無しさん) 2011-09-01 13 40 55 唯ちゃんは不細工カワイイのが萌え!なのです (不細工=関西弁で言うところの”出来が悪い、みっともない”ニュアンス含む) -- (ムギビジョン) 2011-04-03 11 50 59